*抗がん作用
ホルミシス療法に微量の放射線を浴びることで、がん抑制遺伝子と呼ばれる「P53遺伝子」が活発化。傷ついたDNA細胞はこのP53遺伝子がつくり出したタンパク質によって分裂を抑えられたり、死滅させられたりすることで、結果的に抗がん効果が得られます。
*病気の進行抑制・鎮痛効果
活性酸素による細胞の酸化と遺伝子の損傷は、がんをはじめ様々な難病を引き起こします。ホルミシス療法は、この活性酸素を瞬間的に増加させてそれに対抗する抗酸化酵素を増やし、逆説的に活性酸素による病気の進行を食い止める効果を発揮させ、自発的な免疫力の向上に働きかけます。また、痛みを緩和するホルモンの分泌による鎮痛効果も発表されています。
*ホルモン系の活性化
体の様々な機能を調節するための情報伝達を担う物質「ホルモン」にはたくさんの種類があります。健康や美容、またストレスなどの精神状態にも大きく影響を与えるこのホルモンも、ホルミシス療法によって活性化されます。
【主要ホルモン】
◆成長ホルモン(HGH)
:シワ・たるみの軽減、脂肪量の適正化、骨密度の強化
◆デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)
:性ホルモンの分泌、幸福感の増進.
◆プログネノロン
:神経ホルモン。中枢神経の働きの向上、神経疲労の回復
◆エストロゲン/プロゲステロン:女性ホルモン。女性らしい体型
◆テストステロン:男性ホルモン。皮膚のハリ、コラーゲンの分泌
◆メラトニン:睡眠リズムの調整
◆甲状腺ホルモン:細胞の代謝率の向上
◆胸腺ホルモン:免疫を強める
*老化防止
上記のようなホルモン分泌の他、活性酸素によって作られた過酸化脂質が取り除かれることにより、細胞の老化が抑制され、各臓器の機能や脳神経機能にも働きかけます。
*アレルギー疾患の改善
アトピー性皮膚炎や花粉症など、アレルギーの原因のひとつのされる活性酸素を取り除き、抗酸化効果をもたらします。また免疫細胞(T細胞・B細胞)を活性化させることも判っています。 |